☆急激なダイエットで弊害が☆



30代後半に差し掛かったころ
一カ月で 10kg も体重が増加したことがある。

「こりゃいかん!」と減量につとめたところ
翌月には 5kg 減量させることに成功した。

残りの増加分は徐々に落とせば良いと考え
ゆっくり減量することにしたのだが

二カ月間の激しい体重の増減による
体調への影響は特に感じなかったものの
思わぬところに弊害が現れた。

髪の毛の質感が弱々しくなったのだ。


元々ボリュームの少ない猫っ毛で
一本一本が細い髪の毛だったが

サラサラのストレートでキューティクルも
整った良い髪質だと美容室で褒められていたのだ。

だが 10代の頃はこの髪質がメチャクチャ嫌で
整髪剤やパーマで何とか変化を付けようと
必死に頑張っていた時期があったほどだ。

それが何度となく美容室で褒められたことで
コンプレックスが徐々に解消されたばかりか

決して誰にも言うことは無かったのだが
ひそかに自分の自慢の髪の毛になっていたのだ。


そのひそかな自慢だった髪の毛に
体重の激しい増減でストレスが掛かったらしく

もそもと弱かった髪のハリが殆ど無くなり
ペタッと頭に張り付くようになったのだ。

その症状に気付いたのは
体重が激しく増減した直後ではなく

およそ半年経った頃の風呂上りに
髪をドライヤーで乾かしていて気付いたのだ。


仮に一カ月で 10mm 髪の毛が伸びるとして
約 60mm 伸びたであろう半年後になって

髪の毛の根元に近い側の髪にハリが消え
ドライヤーでうまく形がつかなくなったのだ。

そのことを前述の美容室で話したところ
急激なダイエットで髪質が変わることもあり
一度変わってしまうと元に戻らないとのことだった。


まさかのことに衝撃を受けたのだが
規則正しい生活を送ることで髪の毛に

これ以上負荷が掛からないようにすれば
髪質の悪化はある程度防げるとのことだったが
加齢による髪の毛の衰えは防げないそうだ。


これ以降髪の毛に良くないことは排除している。

とは言えど元々酒タバコのたぐいは嗜まず
極端に辛いものや熱いものが苦手なので
普段通りに生活していれば良いのだ。

もちろんダイエットの切っ掛けになった
暴飲暴食も髪の毛には悪影響が出るとのことで
二度と同じような過ちは犯さないようにしている。

さらに風呂に入るたびに体重計に乗り
その数値をノートに記載して管理している。

1kg や 2kg 程度なら誤差の範囲と考えがちだが
その体重の増加が暴飲暴食の引き金になるので
細かくチェックしては食欲の管理をしている。

そうでないと歯止めが効かなくなるからだ。


体重をノートに記載するようになって
およそ 5年が経った 2012年頃にようやく
暴飲暴食をする前のレベルの体重まで戻った。

5年掛けて 5kg のダイエットなら
ストレスに感じることは殆どない。

むしろ焦らないようにする方が大変だった。

数年後の結果を見据えて
現状の体重がたとえ以前より重くても
プレッシャーに感じないようにすることがだ。

でないと今度は禿げ頭が待ち構えているからだ。

そこまで行ってしまったら
いくら肌が若くても「お若いですね」は有り得ない。
遥かに年上の年代と間違われてしまうことだろう。

そうならないためにも
徐々に徐々に体重を減らすことに心掛けたのだ。

たとえメタボ検診で引っ掛かってもだ。

焦って体重を減らすことの弊害(禿げ)を考えると
まずは体重を増加させないことに心掛けることで
減らすのは二の次で充分なのである。

あくまで個人的な意見だが。

(H28.12.06)




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